これら全国連盟の動向は県連のあり方や各会の会運営に直接影響するため、県連と各会の意思疎通を密にしておくことが求められます。
県連の役割としては、
① 全国連盟で決定した活動目的を実情に合わせて具体化すること。
② 地域的特性を生かし、各会をとりまとめ地域に根差した独自の活動を行なうこと
③ 各会の意見をまとめ地域での問題点を解決するとともに、全国連盟に反映させること
などがあります。
遭難対策と登山者の教育、自然保護、各会にかかわる組織問題と会員拡大を実践するため、理事会を中心に自然保護委員会、登山学校運営委員会、メディア委員会と救助隊を設け、各会の担当者の協力を得て取組んでまいりました。
残念な報告ですが、しわくハイキングクラブが9月末にて脱退し、香川の労山会員数が300名を下回る結果になつた事、しわくハイキングクラブの 運営委員との懇談にてあなたの顔を知らないと言われた事を反省しています。
今後は、各会へ県連の三役等は各会の行事や運営委員会等に出向き県連活動への理解を得る活動をしようと思つています。
そのなかで、今年度の主な行事として次の取組みを行いました。
香川における自然保護は里山の保護から始まると認識に基づき、6月の「全国一斉清掃登山」は各会が主体となり地元の自治体の協力を得て実施し、11月には瀬戸内海国立公園指定80周年記念「第34回五色台クリーンハイキング」として開催し、県民や自治体に対して労山の自然保護活動をアピールすることができました。
地域的な登山者教育と県連の組織拡大を目標として、「初級市民登山学校」を観音寺市の後援を得て開催しました。今後、受講者を対象に各会クラブヘ勧誘することにより、会員数を増やし組織強化に向けた取り組みを行う必要があります。
各会会員の遭難対策としては、救助隊においてコンパニオンレスキューおよび事故時に適切な対応が取れるように「救急救命講習会」を6月に開催し、ハイキングクラブ会員のための「まさかの時の対処方法講習会」を3月に開催するとともに、救助隊員の技術維持や能力向上を目的として「岩場や沢での搬出救助訓練」H月には阿讃山脈において模擬救助訓練を行いました。
香川の女性交流活動として、沖縄県で開催された「西日本女性交流集会」参加を契機に女性交流登山が計画され2回実施した実績は高く評価する活動と認識しています。
今後は、各会の女性会員の参加を促し、県連としてバックアップしていく必要もあると認識しています。
また、会員拡大と県連の情報を発信するため、インターネットを活用して各会および会員サービスを向上するため、メディア委員会において県連および各会のホームページ整備に取組みました。
今後は、全国連盟のメディア戦略との連携を検討する必要があります。