11月18日 模擬捜索訓練を実施しました。

11月18日に県連救助隊の模擬捜索訓練が開催されました。


香川県連遭難対策・模擬捜索訓練に参加して


過去に何度か参加をさせていただいた。 今回は、住宅地に近い里山的な香川県西部の七宝山系で模擬遭難訓練を行った 七宝山系には稲積山・ 高根神社があり最近 天空の鳥居 で有名になりハイカーも軽装で上がってくる低山、国土地理院の地 図には載っていない山道も多くあり道に迷いやすい また、猪が多くけもの道も交わり分かりづらい。 訓練中にも猪親子に遭遇したパーティーもいた。
今回の遭難者は仁尾町にぬける吉津峠から志保山(426m)に登り、主尾根を南に縦走し稲積山・
高根神社(404m)を折り返し志保山経由、元の道をたどり吉津峠に降りる単独による山行の予定
当日は快晴。
11月17日(土)夜、下山リミットの18時を過ぎて、道に迷い山中でビバーグするとの一報が入る。宮 武留守事務局中心に明日の捜索の打ち合わせをあけぼの山の会にて実施。 朝、7時に事務所に25名が集合、1~4班と現地本部に任務分けしたのち各班の行動を確認。8時前 からそれぞれの登山口から捜索開始。9時半ころに遭難者を発見した。発見場所は一度稲積山・高根神 社まで到達して、尾根筋を順調に帰り志保山頂上手前の分岐から下山ルートを間違え南郷ルートに5分 ほど降りた斜面。右の沢に傾斜した杉林の中に15m滑落していた。怪我の程度は左足首のねんざで介添 えがあれば歩ける状態。
本部への報告は2班に中継を入れながら、1班は発見者グループに合流。その後2班が合流。1 2班合同 で負傷者の山道までへの引き上げを実施。30mロープにより立ち木1ターンでごぼう抜き後 、3S・ABCDを実施足首以外の怪我なしと判断 発見者が最初に左足首の固定をしていたために、即自動車道まで搬出する準備をする。本番であれば 背負い搬送がよいだろうが、今回は人数が多いことと訓練であるためザックタンカでの搬出とした 12 時半過ぎには、車道まで下したところで終了。
あけぼの山の会に帰り、反省会を行い解散。
【出された反省点】 ・初動で手間取った。救助者が道を間違えた。ザックタンカがうまく作れていた。グループの班の名前 が1234班がよい。(無線で聞き取りやすい) 枝尾根に入るときは2名以上で行動。分かれて探すとき は時間や標高差を区切る。無線の指示が不明確だった。声掛けの後は静粛にして待つ。3S・ABCD はしっかり事前に学習。今まで遭難者を見つけたことがないが できるか心配。無線ブラインドになる 場所には中継局が必要。ザックタンカの作り方を習得。平地で実際搬出のトレーニングを行う。
感想
・負傷者は寒いのでツェルト梱包をしておく。ザックの寝心地をよくする必要がある。担ぎ手のザック
が負傷者の顔に当たっている。搬出リーダーは負傷者のそばで体調や不具合を観察し、事あれば対応で
きるようにする。もしもの時には、テキパキできるよう技術を習得しておきたい。
(2018年11月18日 松山労山 赤松敬三)


☆各会クラブからの報告☆


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2018年11月18日 | カテゴリー :